色材(しきざい) についてのまとめ

💡 試験対策ポイント

・顔料とその分類の組み合わせ問題が多い!

📚 色材とは

色材(しきざい)とは、人工物に着色する材料や、着色剤そのものを指す言葉です。

香粧品に用いられる色材には、石や金属から作られる着色顔料・白色顔料・体質顔料・光輝性顔料(パール顔料)、石油などから作られる有機合成色素(タール色素)、動植物から採取される天然色素などがあります。

📚 着色顔料

着色顔料は、発色を目的とした水や油に溶けない粉末です。酸化鉄・カーボンブラックなどがあります。

酸化鉄

酸化鉄には、黄色、赤色、黒色があります。赤色の酸化鉄はベンガラ(ー)といいます。

カーボンブラック

炭素からなる黒色の粉末です。マスカラやアイライナーなどに少量配合されることがあります。

📚 白色顔料

白色顔料は、白く着色するために用いられる「隠蔽力」を持つ粉末です。酸化チタン・酸化亜鉛などがあります。
シミやソバカスを隠すだけでなく、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品にも配合されます。

📚 体質顔料

体質顔料は、性能・感触調整に用いられる着色を目的としない白色顔料です。タルク・カオリン・マイカなどがあります。
体質顔料は透明または半透明な粒子で、肌に塗布しても白さを発揮する力が弱いため、隠蔽力を持つ酸化チタンなどの白色顔料とは区別されます。

📚 光輝性顔料(パール顔料)

光輝性顔料(パール顔料)は、真珠のような光沢や金属的な光沢を持つ顔料です。雲母チタンなどがあります。
雲母チタンは、パールのような光沢を発します。

📚 有機合成色素(タール色素)

有機合成色素(タール色素)は、石油などを原料に化学的に合成された着色料です。

◆ 有機合成色素(タール色素)の特徴

  • 無機顔料では表現できない、彩度が高く多様な色調を作り出すことができる
  • 日本では安全性が確認された成分のみが使用できる
  • 光による経時変化を受ける

📚 天然色素

天然色素は、動植物など自然界に存在する物質から抽出された着色料です。

◆ 代表的な天然色素

  • β-カロチン:ニンジンなどの緑黄色野菜に含まれるオレンジ色の色素成分
  • コチニール:コチニールカイガラムシ(和名:エンジムシ)から採れる赤色(えんじ色)の色素成分

📝 過去問

2024/春

問題 香粧品に用いられる色材に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 酸化鉄は着色顔料で、黄色、赤色及び黒色がある。
(2) 酸化チタンは白色顔料の代表的な物質で、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に配合される。
(3) 有機合成色素(タール色素)は、光による経時変化を受けることはない。
(4) 雲母チタンは、パールのような光沢を発する。
→ 正解 (3)

2020/春

問題 香粧品に用いられる色材とその分類に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
(1) 酸化チタン・・・白色顔料
(2) 酸化鉄・・・着色顏料
(3) ベンガラー・・・植物性色素
(4) 雲母チタン・・・光輝性顔料(パール顔料)
→ 正解 (3)

2019/春

問題 色材に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) タルクは、有機化合物である。
(2) 雲母チタンは、光輝性顔料である。
(3) 酸化鉄は、体質顔料である。
(4) すべてのタール色素は、国内で香粧品に使用できる。
→ 正解 (2)

2018/春

問題 香粧品用の色材に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) カーボンブラックは、着色顔料である。
(2) 酸化亜鉛は、白色顔料である。
(3) 雲母チタンは、光輝性顔料である。
(4) β-カロチンは、タール色素である。
→ 正解 (4)

出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター

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